ランカスターボンバー
性齢 | 牡4 |
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父 | War Front |
母 | Sun Shower |
母の父 | Indian Ridge |
調教師 | A.オブライエン(IRE) |
日本調教馬は最近4年のドバイターフで3勝を挙げ、今年も5頭が大挙参戦と飛躍的に存在感を増しているが、歴史的に主導権を握ってきたのは欧州からの遠征馬だ。最近10年で連対できなかったのは2013年の1回だけ。その勝ち馬はゴドルフィン所有馬(UAE)でシーズンのほとんどを英国で過ごすため、実質的に毎年1頭は2着以内に食い込んできたことになる。今年のメンバーにもゴドルフィンの実力馬が含まれているが、アイルランドのランカスターボンバーも不気味な存在。昨年は27勝で年間G1勝利の世界記録を打ち立てたA.オブライエン調教師が、この馬で今年最初のタイトルを手にするかもしれない。
ランカスターボンバーはG1未勝利の身ではあるものの、ここまで2着が4回ある。そのうち2つはセントジェームズパレスステークスとブリーダーズカップマイルという、世界的に格式高いレースだ。前走の香港マイルまで8戦連続でマイルG1に出走するなど、世界の一流と戦ってきた経験値は随一。戦績からマイルのスペシャリストという印象を受けるものの、昨年初戦のUAEダービー(1900m)でサンダースノーから2馬身差の4着という実績があるほか、マイルでは瞬発力で劣る面もあり、むしろ今回の1800mが合う可能性も。計5戦してきた左回りで連対を逃したのはこの1戦しかなく、ドバイで始動するのも2年連続。必要なものはほぼ備えており、勝利をさらっても全く不思議はない。
ランカスターボンバーの競馬データ