ドバイシーマクラシック2021/3/28(日) 01:10発走 メイダン競馬場
性齢 | 牡4 |
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父 | Make Believe |
母 | Contradict |
母の父 | Raven's Pass |
調教師 | J.ゴスデン |
今年のワールドカップデーで最大のスターを挙げるなら、このミシュリフということになるだろう。昨年の仏ダービー馬にして前走はダートのサウジCを快勝の二刀流、最新のワールドベストレースホースランキングで首位の“現役最強馬”だ。過去に欧州の芝2000m以上のG1とダートの最高レベルの双方を制した例は、シングスピールやドバイミレニアムなど歴史的な名馬ばかりで、絶対的な能力がなければ成し得ない偉業であることを示している。そうした名馬たちに肩を並べる域にあるミシュリフには、今後の活躍次第で追い抜く可能性さえ残されている。
芝とダートの実績も一方に偏ったものではなく、昨年はダート初挑戦のサンバサウジダービーCで2着に好走すると、欧州に帰還してリステッドから仏ダービー、G2ギヨームドルナノ賞と3連勝。2番人気に推された英チャンピオンSでは、序盤の下り坂から力んだ走りで最後に失速してしまったものの、それから4か月を空けたサウジCでは2度目のダートで本場・アメリカのトップクラスをねじ伏せた。たった一度の好走なら、あるいはフロック視されることもあるが、ミシュリフの場合は双方の走路で複数に及ぶ重賞級の裏づけがある。今回は初の12ハロン(2410m)が課題とされているが、仏ダービーで2100mまでは経験済み。300m程度の延長なら能力で克服できる器だろう。