注目馬NOTABLE HORSE

ウォルトンストリート

性齢 セ7
Cape Cross
Brom Felinity
母の父 Encosta De Lago
調教師 C.アップルビー

近年のドバイシーマクラシックには日本からもダービー馬をはじめトップクラスが参戦してきたが、2017年のジャックホブスから2018年のホークビル、そして2019年のオールドペルシアンと、眼前に立ちはだかってきたのがゴドルフィン勢。開催4連覇が懸かる今年はウォルトンストリートが大役を担うことになった。

ただし、このウォルトンストリートは近3年の先達たちと比較して実績不足を否めない。前走のドバイシティーオブゴールドが7歳を迎えての重賞初制覇で、2着に3.5馬身差をつける完勝ではあったものの、7頭立てのうち自身を含む4頭がゴドルフィンの所有馬と相手関係に恵まれた。過去2回の重賞挑戦では、2019年の仏G3ルー賞で勝ち馬に短クビ差の2着、2018年の英G3ジェフリーフリアSでも3着と重賞級の力を見せてはいた。それでも、オールドペルシアンとホークビルの主戦も務めていたW.ビュイック騎手は、両馬との比較でドバイシーマクラシックを勝つには物足りないと率直に感想を述べている。

ウォルトンストリートがクロノジェネシスらの格上にひと泡吹かせるなら、やはり地の利が武器ということになるだろう。メイダン競馬場では通算6戦し、その全てが今回と同じ芝2410m。しかも、前走を含む今年2戦とも2分26秒83のレコード勝ちと、コース実績は申し分ない。