ドバイシーマクラシック
2022/3/27(日) 00:55発走 メイダン競馬場
性齢 | 牡5 |
---|---|
父 | オルフェーヴル |
母 | ロザリンド |
母の父 | シンボリクリスエス |
調教師 | 木村哲也 |
三冠馬コントレイルの同世代として、遅ればせながら存在感を発揮しはじめたオーソリティ。ここまで素質の開花に時間を要したのには体質的な弱さに加え、右回りと左回りとで結果に大きな差が生じる不安定さもあった。
2歳時はデビュー戦とオープンの芙蓉Sを2連勝し、明け3歳初戦の弥生賞ディープインパクト記念も3着など右回りで結果を出していた。次戦の青葉賞で初めての左回りに臨むとレースレコードで快勝。レース後には左前脚の骨折が判明してクラシックに縁はなかったが、復帰戦のアルゼンチン共和国杯で古馬を一蹴し、重賞連勝で有馬記念に挑んだ。しかし、14着に大敗。明けて4歳のダイヤモンドS(2着)から臨んだ天皇賞(春)でも10着に沈み、左回りの重賞では3戦連続連対の一方、G1とはいえ右回りで精彩を欠く状態が続いた。その答えらしき物が出たのが昨秋だった。前年と同様、半年ぶりの実戦でアルゼンチン共和国杯を連覇したオーソリティは、次戦に有馬記念ではなく左回りのジャパンCを選択。ダービー馬3頭、オークス馬等を退け2着に入り大敗続きのG1でついに結果を出した。
そして、前走のネオムターフCでは先行力を生かして逃げの手に出ると、主導権を渡すことなく快勝。左回りは重賞ばかりで6戦4勝、2着2回と抜群の安定感を発揮し続けている。海外初戦で結果を出せたことは大きな自信となり、300m延長の距離もプラス材料となる今回はG1獲りの好機だろう。