香港の中距離王者を決める香港カップ。 最も勝利を輩出しているのが3番ゲート、7番ゲート、8番ゲートの2回。連対率、3着内率まで広げると、1番ゲート、2番ゲートも好成績を挙げている。昨年はロマンチックウォリアーが7番ゲートから優勝した。
4つのG1レースで構成される香港国際競走のメイン競走となっている。今年は日本から2頭が参戦予定。過去10年のデータより、香港カップのゲート番別、年齢別、性別、単勝オッズ別、前走レース別、調教国別のレース傾向を分析する。
表2:ゲート番別成績表
ゲート番
1着
2着
3着
4着
以下勝率
連対率
3着内率
1
1
0
2
7
10%
10%
30%
2
0
2
2
6
0%
20%
40%
3
2
3
1
4
20%
50%
60%
4
1
0
1
8
10%
10%
20%
5
1
0
0
9
10%
10%
10%
6
0
1
0
9
0%
10%
10%
7
2
0
2
6
20%
20%
40%
8
2
2
0
6
20%
40%
40%
9
0
0
1
7
0%
0%
12.5%
10
0
1
1
5
0%
14.3%
28.6%
11
1
0
0
6
14.3%
14.3%
14.3%
12
0
1
0
5
0%
16.7%
16.7%
13
0
0
0
1
0%
0%
0%
年齢 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着 以下 |
勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
3歳 | 0 | 0 | 0 | 7 | 0% | 0% | 0% |
4歳 | 5 | 5 | 2 | 15 | 18.5% | 37% | 44.4% |
5歳 | 5 | 1 | 5 | 28 | 12.8% | 15.4% | 28.2% |
6歳 | 0 | 4 | 2 | 18 | 0% | 16.7% | 25% |
7歳以上 | 0 | 0 | 1 | 11 | 0% | 0% | 8.3% |
勝利を挙げているのは4歳と5歳の5回。3歳と6歳以上の勝利はなく、特に3歳馬は馬券圏内にも入っていない。日本から参戦予定の4歳馬、リバティアイランドとタスティエーラには心強いデータとなった。
性別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着 以下 |
勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
牡馬・セン馬 | 8 | 7 | 9 | 72 | 8.3% | 15.6% | 25% |
牝馬 | 2 | 3 | 1 | 7 | 15.4% | 38.5% | 46.2% |
過去10年では牡馬・セン馬が8勝を挙げている。牝馬の勝利は2回だが、勝率や連対率、3着内率で見ると牡馬より好成績を挙げている。2020年は日本から参戦した牝馬、ノームコアが優勝した。
勝率 | 連対率 | 3着内率 | |
---|---|---|---|
10倍未満 | 20.5% | 38.6% | 52.3% |
10倍~29.9倍 | 0% | 10% | 15% |
30~49.9倍 | 9.1% | 9.1% | 18.2% |
50~99.9倍 | 0% | 0% | 5.3% |
100倍以上 | 0% | 0% | 6.7% |
最も勝利を挙げているが、10倍未満で20.5%。2021年は日本のラヴズオンリーユーが1.8倍で制した。単勝オッズが50倍を超えた馬の優勝はないが、3着までに入るケースがあり、伏兵の馬にも注意が必要だ。
※2016年以降はJRA発売オッズ。それ以前は現地オッズ。
香港カップにおける成績 | |||
---|---|---|---|
前走レース | 1着 | 2着 | 3着 |
ジョッキークラブカップ(香・G2) | 4 | 3 | 4 |
天皇賞(秋)(日・G1) | 3 | 2 | 3 |
エリザベス女王杯(日・G1) | 1 | 1 | 0 |
ブリーダーズカップフィリー&メアターフ(米・G1) | 1 | 0 | 0 |
コックスプレート(豪・G1) | 1 | 0 | 0 |
豪チャンピオンズステークス(豪・G1) | 0 | 1 | 1 |
アイリッシュチャンピオンステークス(愛・G1) | 0 | 1 | 0 |
マイルチャンピオンシップ(日・G1) | 0 | 1 | 0 |
府中牝馬ステークス(日・G2) | 0 | 1 | 0 |
ブリーダーズカップターフ(米・G1) | 0 | 0 | 1 |
ジョッキークラブゴールドカップ(米・G2) | 0 | 0 | 1 |
※2018年まで豪マッキノンステークス(G1)、2019年から豪チャンピオンズステークス(G1)で施行。
過去10年、1~3着馬の前走レース別成績。本番と同じシャティン競馬場2000mで行われるジョッキークラブカップを使った馬が最も多く4回優勝しており、今年も3頭が参戦を予定している。
調教国 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着 以下 |
勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 5 | 5 | 3 | 18 | 16.1% | 32.3% | 41.9% |
香港 | 5 | 3 | 5 | 40 | 9.4% | 15.1% | 24.5% |
アイルランド | 0 | 2 | 1 | 6 | 0% | 22.2% | 33.3% |
オーストラリア | 0 | 0 | 1 | 2 | 0% | 0% | 33.3% |
フランス | 0 | 0 | 0 | 7 | 0% | 0% | 0% |
イギリス | 0 | 0 | 0 | 6 | 0% | 0% | 0% |
最も勝利を挙げているのが地元香港と、日本の5勝。過去10年は欧米からの勝利はない。人気が予想されるイギリスのスピリットダンサーは果たしてどうだろうか?
注:本ページの内容は、JRA-VAN Ver. Worldの情報を基に制作されております。