香港カップ 2024/12/8(日) 17:45発走 シャティン競馬場

レース傾向(STATS)

香港の中距離王者を決める香港カップ。
4つのG1レースで構成される香港国際競走のメイン競走となっている。今年は日本から2頭が参戦予定。過去10年のデータより、香港カップのゲート番別、年齢別、性別、単勝オッズ別、前走レース別、調教国別のレース傾向を分析する。

表1:出走馬レーティング表

  • リバティアイランド

    125

  • ロマンチックウォリアー

    122

  • スピリットダンサー

    120

  • コンテント

    119

  • ウイングスパン

    118

  • ストレートアロン

    118

  • タスティエーラ

    118

  • カリフ

    117

  • ニンブルニンバス

    114

  • ザフォクシーズ

    112

  • エンカウンタード

    111

※注:単位はポンド。牝馬はアローワンスとして4ポンド(グラフの緑色部分)加算。


JRAが12月5日時点での情報を基に作成したレーティングでは、1位となったのは日本から出走するリバティアイランドで125、次いで香港のロマンチックウォリアーが122となっている。タスティエーラは118となっている。

表2:ゲート番別成績表

ゲート番 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
1 1 0 2 7 10% 10% 30%
2 0 2 2 6 0% 20% 40%
3 2 3 1 4 20% 50% 60%
4 1 0 1 8 10% 10% 20%
5 1 0 0 9 10% 10% 10%
6 0 1 0 9 0% 10% 10%
7 2 0 2 6 20% 20% 40%
8 2 2 0 6 20% 40% 40%
9 0 0 1 7 0% 0% 12.5%
10 0 1 1 5 0% 14.3% 28.6%
11 1 0 0 6 14.3% 14.3% 14.3%
12 0 1 0 5 0% 16.7% 16.7%
13 0 0 0 1 0% 0% 0%

最も勝利を輩出しているのが3番ゲート、7番ゲート、8番ゲートの2回。連対率、3着内率まで広げると、1番ゲート、2番ゲートも好成績を挙げている。昨年はロマンチックウォリアーが7番ゲートから優勝した。

昨年の覇者ロマンチックウォリアー(Photo by Kazuhiro Kuramoto)

表3:年齢別成績表

年齢 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
3歳 0 0 0 7 0% 0% 0%
4歳 5 5 2 15 18.5% 37% 44.4%
5歳 5 1 5 28 12.8% 15.4% 28.2%
6歳 0 4 2 18 0% 16.7% 25%
7歳以上 0 0 1 11 0% 0% 8.3%

勝利を挙げているのは4歳と5歳の5回。3歳と6歳以上の勝利はなく、特に3歳馬は馬券圏内にも入っていない。日本から参戦予定の4歳馬、リバティアイランドとタスティエーラには心強いデータとなった。

日本から参戦予定の4歳馬リバティアイランド(Photo by Shuhei Okada)

表4:性別成績表

性別 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
牡馬・セン馬 8 7 9 72 8.3% 15.6% 25%
牝馬 2 3 1 7 15.4% 38.5% 46.2%

過去10年では牡馬・セン馬が8勝を挙げている。牝馬の勝利は2回だが、勝率や連対率、3着内率で見ると牡馬より好成績を挙げている。2020年は日本から参戦した牝馬、ノームコアが優勝した。

2020年の覇者、ノームコア(Photo by Getty Images)

表5:単勝オッズ別成績表

勝率 連対率 3着内率
10倍未満 20.5% 38.6% 52.3%
10倍~29.9倍 0% 10% 15%
30~49.9倍 9.1% 9.1% 18.2%
50~99.9倍 0% 0% 5.3%
100倍以上 0% 0% 6.7%

最も勝利を挙げているが、10倍未満で20.5%。2021年は日本のラヴズオンリーユーが1.8倍で制した。単勝オッズが50倍を超えた馬の優勝はないが、3着までに入るケースがあり、伏兵の馬にも注意が必要だ。
※2016年以降はJRA発売オッズ。それ以前は現地オッズ。

2021年は日本のラヴズオンリーユーが優勝した(Photo by The Hong Kong Jockey Club)

表6:前走レース別成績表

香港カップにおける成績
前走レース 1着 2着 3着
ジョッキークラブカップ(香・G2) 4 3 4
天皇賞(秋)(日・G1) 3 2 3
エリザベス女王杯(日・G1) 1 1 0
ブリーダーズカップフィリー&メアターフ(米・G1) 1 0 0
コックスプレート(豪・G1) 1 0 0
豪チャンピオンズステークス(豪・G1) 0 1 1
アイリッシュチャンピオンステークス(愛・G1) 0 1 0
マイルチャンピオンシップ(日・G1) 0 1 0
府中牝馬ステークス(日・G2) 0 1 0
ブリーダーズカップターフ(米・G1) 0 0 1
ジョッキークラブゴールドカップ(米・G2) 0 0 1

※2018年まで豪マッキノンステークス(G1)、2019年から豪チャンピオンズステークス(G1)で施行。


過去10年、1~3着馬の前走レース別成績。本番と同じシャティン競馬場2000mで行われるジョッキークラブカップを使った馬が最も多く4回優勝しており、今年も3頭が参戦を予定している。

表7:調教国別成績表

調教国 1着 2着 3着 4着
以下
勝率 連対率 3着内率
日本 5 5 3 18 16.1% 32.3% 41.9%
香港 5 3 5 40 9.4% 15.1% 24.5%
アイルランド 0 2 1 6 0% 22.2% 33.3%
オーストラリア 0 0 1 2 0% 0% 33.3%
フランス 0 0 0 7 0% 0% 0%
イギリス 0 0 0 6 0% 0% 0%

最も勝利を挙げているのが地元香港と、日本の5勝。過去10年は欧米からの勝利はない。人気が予想されるイギリスのスピリットダンサーは果たしてどうだろうか?

有力馬の一頭、イギリスのスピリットダンサー(Photo by Kazuhiro Kuramoto)

注:本ページの内容は、JRA-VAN Ver. Worldの情報を基に制作されております。

この先を読むにはJRA-VAN会員登録が必要です(無料)

※外部サイトに遷移します