シンエンペラー
6戦2勝[2-2-1-1]
大目標の凱旋門賞に向けて夢ふくらむ内容を残したい。今回は海外初戦の上に叩き良化型の面もあり、いきなり全開とはいかないかもしれないが、欧州トップクラスがそろう相手関係は腕試しに打ってつけ。全兄ソットサスは2020年に愛チャンピオンS(4着)から凱旋門賞制覇を果たしており、それに匹敵する結果が当面の目標か。
エコノミクス
4戦3勝[3-0-0-1]
5月に英ダービーの重要前哨戦であるダンテSを6馬身差で圧勝しながらも、初期登録がなく本番は見送り。フランスの有力3歳馬が集う8月のギヨームドルナノ賞まで待機し、それも2馬身差で快勝してきた。まだキャリア4戦で今回はG1初挑戦だが、現地前売りで上位人気に推されている好素材。欧州の3歳世代で“最後の大物”となるかもしれない。
オーギュストロダン
14戦8勝[8-2-0-4]
昨年に続く連覇、ジェンティルドンナに並びディープインパクト産駒として最多のG1レース7勝目を狙う。今年は4戦してプリンスオブウェールズSの1勝のみだが、初戦のドバイシーマクラシックを除き大崩れする面は減ってきた。陣営がようやく手の内に入れてきた感があり、実績を残している舞台なら勝ち負けが前提となる。
ロスアンゼルス
6戦5勝[5-0-1-0]
ここまで6戦5勝。唯一の黒星も英ダービーで僚馬シティオブトロイの3着と上位争いを演じ、次戦で愛ダービー制覇と戦績に穴は無い。英セントレジャーからの目標変更で今回は距離が課題も、A.オブライエン調教師は凱旋門賞を見据えており、シンエンペラーとの力関係には特に注目したい。
ゴーストライター
7戦3勝[3-0-2-2]
前走の英インターナショナルSはシティオブトロイ、カランダガンに続く3着。3歳馬同士の争いに後れを取ったものの、重馬場に苦しめられた前2走から一変の伸び伸びとした走りを披露し、良馬場でこそというC.コックス調教師の言葉を裏づけた。今季4戦ともG1で4着以上の堅実性があり、ここも上位争いに絡む可能性が高い。
ルクセンブルク
牡5 17戦7勝[7-3-1-6]
一昨年の覇者が復活を狙う。昨年末より勝ちきれないレースが続いたが、5月のコロネーションCで復活のG1勝利。その後のキングジョージでは6着に敗れたものの、昨年このレースをオーギュストロダンの2着としており、このコース、レースでは侮れない存在か。
ロイヤルライム
牡4 12戦5勝[5-0-1-6]
前走のインターナショナルSは6着。レコード決着となって展開が向かなかった。挽回には得意の重い馬場や展開面で向くことなどが必要か。
ハンスアンデルセン
牡4 14戦3勝[3-2-0-9]
オブライエン陣営のペースメーカーを務めることが多い。前走はシティオブトロイに先頭を譲る形になったが、今回はどうか。