クイーンエリザベス2世カップ

Queen Elizabeth II Cup

2017/4/30(日)17時35分発走 ※発走日時は日本時間

シャティン競馬場

ネオリアリズム

ネオリアリズム
性齢 牡6
ネオユニヴァース
トキオリアリティー
母の父 Meadowlake
調教師 堀宣行

昨年の暮れはマイルチャンピオンシップで3着に好走した余勢を駆って香港マイルに挑戦。2番手追走から直線半ばまで先頭争いを繰り広げたものの、そこから後続の馬群に一気に呑み込まれて9着に完敗した。ただ、それ以来の今季初戦となった前走の中山記念では、好位から危なげなく抜け出す盤石の勝ちっぷりを披露している。香港マイルでは自身の後ろにつけたロゴタイプが直線伸びて5着。一方、中山記念では先行したロゴタイプをネオリアリズムが差し切っており、マイルでスピードを押し出すよりも、少し長めの距離で溜めが必要なタイプなのかもしれない。

実際に2000mの札幌記念では、あのモーリスを完封している。目標の天皇賞・秋を2か月先に見据える王者と、休み明け2戦目で万全の態勢だった挑戦者という立場の違いこそあれ、4か月後には今回と同舞台の香港カップを圧勝することになるモーリスに、影も踏ませなかった事実は大きい。当時は前半1000mを59秒9で飛ばしつつ、7ハロン目に12秒7、8ハロン目に12秒5とペースを落とし、ラスト2ハロンを24秒4でまとめた。中山記念では前半4ハロン50秒3、上がり4ハロン46秒2という後半が4秒余り速いラップを制している。その自在性は魅力で、要は道中で溜めを作れる余裕があるか。後半が速い傾向にある香港の2000mは中山記念にも似ており、前半をリズム良く運べるかが鍵になりそうだ。

ネオリアリズムの競馬データ