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【世界の騎手紹介 Vol.36】リサ・オールプレス

2019年10月23日 15:00

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世界を代表するトップ女性騎手。母国ニュージーランドでは2011/2012年、2015/2016年、そして2018/2019年と3度もニュージーランドのチャンピオンジョッキーに輝いている名手だ。

リサ・オールプレス騎手(旧姓マンビー)は1975年5月20日、ニュージーランド生まれ。幼いころからポニーに跨がるなど馬は身近な存在で、当初は獣医師を目指していたが、高校卒業後にワーキングホリデーとして日本の牧場で過ごした際に東京競馬場でジャパンカップ(1994年。優勝馬マーベラスクラウン)を見て騎手になることを決意したという。

帰国後K.グレイ厩舎の見習いとなり、1996年3月に初勝利。その後も順調に勝ち星を伸ばすと、2000/2001年には84勝を挙げてリーディング3位にランクイン。翌2002年にはシンガポールで騎乗して、ローカルG1のライオンシティカップをクラシックマルコで優勝したほか、JRAの短期免許で来日すると4勝を挙げた(日本ではその後2015、2016年にも短期免許で騎乗。2015年のG3新潟大賞典では13番人気のナカヤマナイトで2着に食い込んだ)。

ニュージーランドCを制したオールプレス騎手(左)。(Photo by Getty Images)

その後は出産、育児を経験しながら騎手を続け、2010年12月にはG1キャプテンクックステークスをウィーキャンセイイットナウで制して念願だったG1初制覇を達成。さらに2011/2012年には159勝を挙げて初めてリーディングを奪取した(女性騎手としてはリサ・クロップ騎手に続く、ニュージーランド史上2人目の快挙)。

2013年2月にはニュージーランドの女性騎手としては初となる通算1000勝を達成。2015/2016年にはバレーガールで制したG1ハービーダイクステークスなどG1・3勝を含むキャリアハイの171勝をマークして2度目のチャンピオンタイトルを掴んだ。その後は怪我に苦しんだが、2018/19年シーズンはセンチメンタルミスで制したG1ニュージーランドオークスを筆頭に133勝を挙げて3度目となるリーディングを獲得。完全復活を印象づけた。

近年のG1勝ち
2019年:
ニュージーランドオークス(ニュージーランド):センチメンタルミス

2016年:
マナワツサイアーズプロデュースS(ニュージーランド):ルナロッサ
ハービーダイクS(ニュージーランド):バレーガール
レヴィンクラシック(ニュージーランド):デュークダム

文:秋山 響(TPC)

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