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【世界の騎手紹介 Vol.40】ジェラルド・モッセ

2020年01月15日 15:00

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ジェラルド・モッセ騎手は1967年1月3日、フランス生まれ。調教師の息子で、3歳時から馬に乗った。

1983年にパトリック・ビアンコーヌ厩舎の見習い騎手となり、同年4月にデビュー。翌年には見習い騎手チャンピオンに輝いた。

その後、当時のフランスを代表する厩舎だったフランソワ・ブータン厩舎の馬に騎乗する機会が増え、1988年にはG1仏オークスをレスレスカラで優勝。1990年にはソーマレズ(この馬はニコラ・クレマン厩舎所属)でG1凱旋門賞、1991年にはアラジでG1モルニ賞、G1サラマンドル賞、G1仏グランクリテリウムを制すなど大レースを次々に手にしていった。

その後1993年から2001年まではアガ・カーン4世殿下の主戦騎手として活躍。この期間には1994年セルティックアームズ、1996年ラグマールでG1仏ダービーを制したほか、G1仏2000ギニーは1996年アシュカラニ、1997年デイラミ、1999年センダワール、G1仏1000ギニーは1998年ザライーカで優勝。さらにG1仏オークスも1993年シェマカ、1997年ヴェレヴァ、1998年ザインタ、1999年ダリヤバと3連覇を含む計4勝をマークするなど黄金時代を築いた。

香港でも活躍をしたG.モッセ騎手。(Photo by Getty Images)

香港でも1990年代初頭から騎乗しており、香港カップは1991年リヴァーヴァードン、1999年ジムアンドトニック、香港マイルはジムアンドトニック1998年、2010年ビューティーフラッシュ、香港スプリントは2002年オールスリルズトゥー、2007年セイクリッドキングダム、香港ヴァーズは2009年ダリアカナ、2012年レッドカドーと完全制覇(勝ち鞍は、名称、距離、格付けが異なる前身時代も含む)。香港ダービーも1994年スーパーフィット、2001年インダストリアルパイオニア、2003年エレガントファッションと3勝を挙げた。

ベテランの域に入った2010年代も大一番での勝負強さは健在で、2010年にオーストラリアのG1メルボルンカップをアメリケインで勝ったほか、2011年のG1仏ダービーをリライアブルマン、2018年のG1アベイドロンシャン賞をマブスクロスで制覇。現在はイギリスを拠点としており、2019年もサーダンスアロットで制したG2レノックスSなどイギリスでは重賞4勝を挙げた。

近年のG1勝ち
2019年
なし

2018年
アベイドロンシャン賞(フランス):マブズクロス

2017年
なし

2016年
ヴィットリオディカプア賞(イタリア):ワイキカ

文:秋山 響(TPC)