コラム

Column

【世界の騎手紹介 Vol.38】ジョエル・ロザリオ

2019年12月25日 15:00

  • 友だち追加数

アメリカをベースに活躍するジョエル・ロザリオ騎手は1985年1月14日、ドミニカ共和国生まれ。牧場で育ち、14歳で競馬学校に入学。15歳だった2000年にキント・センテナリオ競馬場で初勝利を挙げ、ドミニカ共和国のリーディングジョッキーには4度輝いた。

その後、2006年にアメリカ・カリフォルニア州へ移住。当初は北カリフォルニアのベイメドウズとゴールデンゲートフィールズ競馬場を主戦場にしていたが、やがてサンタアニタパーク競馬場などがある南カリフォルニアに拠点を移し、2008年1月にはG2サンパスカルハンデキャップをザッパで制して重賞初制覇。翌年の11月にはG1ブリーダーズカップスプリントをダンシングインシルクスで制してG1初制覇を飾った。

2012年の後半からはニューヨークを中心とする東海岸に軸足を置いており、2013年にはG1ドバイワールドカップをアニマルキングダムで制すと、同年のG1ケンタッキーダービーもオーブで優勝。2014年にはトーナリストでG1ベルモントステークスにも勝った。

2019年にユニでBCマイルを制したJ.ロザリオ騎手。(Photo by Getty Images)

2017年にはビーチパトロールとのコンビでG1アーリントンミリオンやG1ジョーハーシュターフクラシックを制し、マインドユアビスケッツではG1ドバイゴールデンシャヒーンにも優勝。以降も活躍は続き、2018年にはアクセラレイトでG1ブリーダーズカップクラシック、ゲームウィナーでG1ブリーダーズカップジュベナイル、ジェイウォークでG1ブリーダーズカップジュベナイルフィリーズに勝って、BCでG1・3勝を挙げたほか、日本産馬のヨシダではG1ウッドワードステークスに優勝。日本産馬初の海外ダートG1制覇へと導いた。

2019年もサーウィンストンでG1ベルモントSを制したほか、G1ブリーダーズカップマイルをユニ、G1ブリーダーズカップフィリー&メアスプリントをコヴフィフィで優勝するなど大一番で強い存在感を示している。

近年のG1勝ち
2019年
クラークS(アメリカ):トムズデタ
BCマイル(アメリカ):ユニ
BCフィリー&メアスプリント(アメリカ):コヴフィフィ
フリゼットS(アメリカ):ウィックドウィスパー
ファーストレディS(アメリカ):ユニ
テストS(アメリカ):コヴフィフィ
ベルモントS(アメリカ):サーウィンストン
マンノウォーS(アメリカ):チャンネルメイカー
サンタアニタH(アメリカ):ギフトボックス

2018年
アメリカンオークス(アメリカ):コンペティションオブアイデアズ
メイトリアークS(アメリカ):ユニ
ハリウッドダービー(アメリカ):レイジングブル
BCクラシック(アメリカ):アクセラレイト
BCジュベナイル(アメリカ):ゲームウィナー
BCジュベナイルフィリーズ(アメリカ):ジェイウォーク
フリゼットS(アメリカ):ジェイウォーク
オーサムアゲインS(アメリカ):アクセラレイト
アメリカンファラオS(アメリカ):ゲームウィナー
ウッドワードS(アメリカ):ヨシダ
スピナウェイS(アメリカ):シッピキャンハーバー
パシフィッククラシック(アメリカ):アクセラレイト

2017年
メイトリアークS(アメリカ):オフリミッツ
BCターフスプリント(アメリカ):ストーミーリベラル
ジョーハーシュターフクラシック(アメリカ):ビーチパトロール
ナタルマS(カナダ):カプラテンプトレス
アレンジャーケンスS(アメリカ):プラクティカルジョーク
パーソナルエンスンS(アメリカ):フォーエバーアンブライドルド
アーリントンミリオン(アメリカ):ビーチパトロール
ドバイゴールデンシャヒーン(UAE):マインドユアビスケッツ
ガルフストリームパークターフH(アメリカ):アルマナー

2016年
マリブS(アメリカ):マインドユアビスケッツ
BCマイル(アメリカ):ツーリスト
シャンペンS(アメリカ):プラクティカルジョーク
ベルデイムS(アメリカ):フォーエバーアンブライドルド
フォースターデイヴH(アメリカ):ツーリスト
ホイットニーS(アメリカ):フロステッド
メトロポリタンH(アメリカ):フロステッド

文:秋山 響(TPC)