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【世界の騎手紹介 Vol.37】ダグラス・ホワイト

2019年11月20日 15:00

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南アフリカ出身で“ダーバンの悪魔”(The Durban Demon)の異名を取った名手。1990年代半ばから香港で大活躍し、13シーズン続けて香港のリーディングジョッキーに輝いた。2019年2月10日を持って引退し、2019/20年シーズンからは香港で調教師として厩舎を開業している。

ダグラス・ホワイト騎手は1971年11月15日生まれ。父は南アフリカのトップ騎手。少年時代はショージャンピング(障害馬術)の世界に興味を持っていたが、12歳の時に競馬の騎手になることを決断し、やがて南アフリカの競馬学校に入学。1987年に南アフリカでデビューし、見習い騎手チャンピオンに輝くなど活躍した。

調教師開業に向け、オーストラリアで研修するホワイト師(中央)。(Photo by Getty Images)

1996/97年シーズンに初めて香港で騎乗。香港での最初のビッグレース制覇は南アフリカ調教馬のロンドンニューズで制した1997年4月のクイーンエリザベス2世カップ(当時はローカルG1)で、ロンドンニューズとのコンビでは南アフリカのJ&BメットやG1クイーンズプレートも制している。

以降は、香港が拠点。最初にリーディングを穫ったのは2000/01年シーズンで、冒頭でも記したようにそれ以降、2012/13年まで13シーズン連続して香港の頂点に君臨。2003/04年シーズンには106勝を挙げて香港史上初めてシーズン100勝越えを達成。2007/08年シーズンにはA.クルーズ元騎手(現調教師)が持っていた香港最多勝記録(946勝)を塗り替えるとともに、香港史上初となる通算1000勝に到達。最終的に香港での通算勝ち鞍は今も香港歴代最多記録となっている1813勝にまで伸びた。15億香港ドル超えの収得賞金も香港歴代最多。

G1香港カップを2013年アキードモフィード、G1香港マイルを2013年グロリアスデイズ、G1香港ヴァーズを1998年インディジェナス(当時G2)で制したほか、香港ダービーを2010年スーパーサティン、2012年フェイフェイ、2013年アキードモフィードで3勝を挙げるなど数々のビッグレースを制覇。日本でも2004年のワールドスーパージョッキーズシリーズに優勝したほか、2004年のG3函館2歳ステークスをアンブロワーズ、2010年のG3函館記念をマイネルスターリーで優勝。1999年のG1ジャパンカップでインディジェナスとのコンビで2着に入るなどG1で4度2着になった。

近年のG1勝ち
2016年
レイルウェーS(オーストラリア):スケールズオブジャスティス

※騎手としてのもの

文:秋山 響(TPC)

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