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クラックスマンとエネイブル、来年は頂上対決の実現も

2017年10月24日 12:30

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 現地21日のG1英チャンピオンステークスを圧勝したクラックスマンのオーナー・ブリーダー、A.オッペンハイマー氏が来季の展望や同厩馬エネイブルとの対戦について語っている。

 クラックスマンはクラシックディスタンスのG1を4連勝していたエネイブルと凱旋門賞で対戦するのを避けて臨んだ英チャンピオンSで7馬身差の圧勝。「正直に言って、あのパフォーマンスはとてつもなくエキサイティングだった。12ハロンでいい走りをするのは分かっていたから10ハロンに戻すのは少し心配だったんだ」とオッペンハイマー氏は振り返り、来年の予定については「キングジョージと凱旋門賞がビッグターゲット。まだ本格的に話し合ってはいないけどね」と12ハロン戦も視野に入れていることを明かした。

 オッペンハイマー氏とJ.ゴスデン調教師、そしてL.デットーリ騎手のトリオは、2年前に英ダービー馬ゴールデンホーンで凱旋門賞を制覇済み。「もしゴールデンホーンで勝っていなければ、クラックスマンはエネイブルとの対決も辞さずに凱旋門賞へ向かったかもしれない」という同氏だが、「我々は凱旋門賞前からエネイブルの凄さを知っていた。今年はクラックスマンを凱旋門賞に出さないというのが正しい判断だと感じていたんだ」とも続けた。

 だがクラックスマンがキングジョージや凱旋門賞へ向かえば、エネイブルとの対決の可能性は高まる。「両馬とも無事に過ごしてほしいね。来年はいい馬場で行われるキングジョージか凱旋門賞で対決できるかもしれない。それが楽しみだよ」と、オッペンハイマー氏は来年こそエネイブルを避けることなく頂上対決を実現させたい意向を示していた。