日本馬のライバルは? ドバイレーシングクラブがWCデー注目馬を紹介
2018年03月01日 12:00
メイダン競馬場を運営するドバイレーシングクラブ(DRC)は、現地2月28日に「Road to Dubai World Cup」と題する広報を公開。ドバイワールドカップデーの主要レースに出走が見込まれる有力馬について紹介している。(日本調教馬の出走予定は28日現在)
・ドバイWC(日本調教馬の出走予定:なし)
アメリカのガンナヴェラを取り上げ、管理するA.サノ調教師のコメントを紹介。同師は直接対決で3戦全敗のウエストコーストをはじめ、本番では非常に強い相手に厳しい戦いになるとしながら、目下のところガンナヴェラの状態も良好で、2000mの距離も恐らくベストと強気な様子を伝えている。課題は輸送とナイター開催とのこと。ガンナヴェラは3月20日に本拠地の米マイアミを出発し、サノ師は25日に現地入りするという。
その他の出走予定馬:ウエストコースト、フォーエバーアンブライドルド、タリスマニック、サンダースノー、ムブタヒージ、ホッパーチュニティ
・ドバイシーマクラシック(日本調教馬の出走予定:レイデオロ、サトノクラウン、モズカッチャン)
日本のレイデオロにスポットライトを当て、昨年の最強3歳馬でダービー馬であること、ジャパンカップではキタサンブラックに先着したことを紹介。前走の京都記念(3着)には拍子抜けしたが、主戦のC.ルメール騎手が騎乗停止中だった事情をフォローしている。また、クロスオブスターズを強敵として取り上げ、2017年のレーティングがレイデオロの121に対し、凱旋門賞2着のクロスオブスターズは世界7位の125であることを根拠に挙げている。
その他の出走予定馬:ホークビル
・ドバイターフ(日本調教馬の出走予定:リアルスティール、ヴィブロス、ネオリアリズム、ディアドラ、クロコスミア)
国内専念を選択した香港のタイムワープやアメリカのワールドアプルーバルを引き合いに出し、大挙参戦する日本調教馬がトピック。リアルスティールとヴィブロスの歴代優勝馬に加え、ネオリアリズムとディアドラにもG1の勝ち鞍があり、ネオリアリズムはドバイターフと同じ1800mの中山記念で強い勝ち方をしていること、ディアドラは昨年の3歳牝馬三冠の最終戦の秋華賞(G1)を勝ち、伸びしろがあることに触れている。また、無名ながらクロコスミアも1800mのスペシャリストで、レイデオロが3着の京都記念では8着も、当時は距離が2200mだったと注記している。
その他の出走予定馬:ベンバトル、プロミシングラン、チャンピオンシップ
・ドバイゴールデンシャヒーン(日本調教馬の出走予定:ディオスコリダー)
アメリカのG1馬タカフルに注目し、前走のG3トボガンステークスでは3着も、逃げてプレッシャーを受け続ける厳しい展開だったことを補足。馬場状態の割に速いペースだったうえ、斤量が最も重かったことも敗因とするK.マクラフリン調教師のコメントを引用している。また、同師によるとタカフルは特別な投薬ケアを必要とせず、アメリカ以外でのレースにも適性があるという狙いも紹介している。
その他の出走予定馬:ロイエイチ、マインドユアビスケッツ、エックスワイジェット、ディービーピン、マイキャッチ、コミカス