欧州古馬マイルG1戦線の口火を切るG1ロッキンジステークス（4歳以上、芝8ハロン）が現地19日にニューベリー競馬場で行われ、馬場の中央付近から抜け出したロードデンドロンが、外ラチ沿いを伸びたライトニングスピアとの争いを短アタマ差抑えて優勝。1番人気に応えた。

　さらに2馬身3/4差の3着にはロードデンドロンと同じA.オブライエン厩舎のランカスターボンバーが入線し、2番人気のアデイブは8着、3番人気のリマートは10着に終わった。

　ロードデンドロンは通算3度目のG1制覇。牡馬が相手では初のG1制覇となった。オブライエン調教師は「彼女は前走後もずっと状態が良かったし、変わり身があればと願っていた」「今日はどんな結果になっても得られるものがあると思っていたんだ」と牡馬相手の勝利を喜び、1マイルか10ハロンを選択肢としてロイヤルアスコット参戦を掲げた。