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長距離ハンデ戦の強豪ウィズホールド、豪G1メルボルンC直行プランに暗雲

2018年09月20日 11:03

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 G1並みの賞金水準で知られるシザーウィッチハンデキャップを昨年に制すなど、英国ハンデ戦の長距離路線で活躍しているウィズホールドが、当初描いていた豪G1メルボルンカップ直行プランの見直しに迫られている。

 ウィズホールドは昨年10月にシザーウィッチHを1番人気で完勝後、今季は6月末のノーサンバーランドプレートハンデキャップで復帰戦を飾り、最近2戦で格式の高いハンデ戦を連勝中。メルボルンCの前売り人気で上位に推すブックメーカーもある。しかし、この5歳馬は出走可能な24頭に対して、希望馬リストの下位に位置しているに過ぎない。

 ウィズホールドのR.チャールトン調教師は「どうするか、まだ何も決まっていない。彼は検疫に入っていて、来週木曜(27日)にオーストラリアへ発つことになっているんだ」と困惑の表情で語る。「メルボルンC(の出走メンバー)に入るのは大変に思える。我々よりも上位の中には、出走しなかったり遠征しない馬がいるかもしれないから、状況は流動的だ」と、回避馬が出て繰り上がりに期待する考えがあることを明かす一方で「出られなかったらガッカリだよ」と不安な日々を送っている。

 「斤量(ハンデ)を上積みするには向こうで何らかのレースに勝つしかない。検疫からタイトな日程だがジーロンカップがある。とはいえ、そうするか心は固まってはいないし、それがプランだとも言い切れない」と心は揺れるばかりだ。