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クルーズ師がパキスタンスターの悪癖克服に自信、今後は日本遠征も視野

2018年11月14日 14:30

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 現地18日に行われるG2ジョッキークラブカップ(香港シャティン競馬場、芝2000m)に出走を予定しているパキスタンスターについて、香港ジョッキークラブが近況とA.クルーズ調教師の見解を伝えている。

 昨年6月のG3プレミアプレートで早々にレースをやめようとして大敗し、長期の出走停止処分を受けたパキスタンスター。「気まぐれ」「頑固」など様々な批判めいた言葉が投げかけられてきたが、クルーズ師は「これに関しては彼を克服させられると思っているが、あの馬は記憶力がいいのでね。彼は良い犬みたいに凄く賢いんだ」とパキスタンスターの頭の良さが悪癖の要因と見ている。

 パキスタンスターは前走のG3ササレディースパースで発馬後1ハロン付近で急ブレーキをかけ最下位に敗れたが、それはプレミアプレートと同じ1800mのレースだった。

「彼は2回しか1800mの経験がなくてあんなことを起こしたけど、前走はそれ以来の1800m戦だったんだ。またギャンブルをするつもりはないよ。彼は同じ位置を認識していた」というクルーズ師。「彼がシャティンで走るレースは1600mか2000m以上になるだろう。海外遠征も視野に入れているよ。ドバイの他に日本もね。彼は環境が変わった方が楽しめるのではないかな」と今後はシャティン競馬場の1800m戦を避け、海外のレースも活用する方針を明かしている。

 なお、ジョッキークラブCのパキスタンスターはK.ティータン騎手が3戦連続で手綱を取り、12月9日の香港国際競走では2400mの香港ヴァーズを予定しているという。