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前年覇者は大出遅れ、ドリームキャッスルがドバイG1ジェベルハッタで重賞3連勝

2019年03月10日 09:45

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 ドバイターフを占うG1ジェベルハッタ(芝1800m)が現地9日にメイダン競馬場で行われ、馬群の後方につけたドリームキャッスルが直線で大外から突き抜け快勝した。

 1.25馬身差の2着にウートン、さらに2.75馬身差の3着にはファーストコンタクトが入線。出走10頭のうち半分を送り込んだゴドルフィンの所有馬が上位3着まで独占した一方、連覇を狙った大将格のブレアハウスは10馬身ほど出遅れて最下位に沈んだ。

 ドリームキャッスルは昨年の同時期にダート8ハロンのG3バージナハールで11着に大敗していたが、その後に去勢されて今年1月のメイダン開催で復帰すると、G3シングスピールステークスで重賞初制覇。続くG2アルラシディヤ、この日の勝利で一気にG1まで駆け上がった。

 管理するS.ビン・スルール調教師は「距離(と去勢したこと)が本当に彼の助けになっている。去年はスプリンターなのではないかと考えていたが、9ハロン以上の馬と確信しているよ。今年はG1級の馬であることを見せてくれた」と素質開花に目を細めていた。

 また、この3戦で手綱を任されているC.スミヨン騎手は「前2走は凄く強かったんだ。(外枠でも)本当に自信があったしね。ペースが良かったし、ウートンが引っ張ってくれるから、彼の後ろにつけた時はしめたと思ったよ。彼(ドリームキャッスル)を促したら素早く反応してくれた。先頭に立ったら少し物見していたけどね。去年とはまるで別馬だよ」と最後は余裕があったことをうかがわせている。