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ドバイG1アルマクトゥームチャレンジR3、キャッペッザーノがサンダースノーに大勝

2019年03月10日 09:47

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 ドバイワールドカップの前哨戦G1アルマクトゥームチャレンジラウンド3(ダート2000m)が現地9日にメイダン競馬場で行われ、好スタートからハナを切ったキャッペッザーノが直線独走の9.5馬身差で圧勝した。

 ドバイWC連覇を目指すサンダースノーは勝ち馬の直後から直線入口で捕らえにかかるも、逆に突き放されて最後は脚勢一杯となり、韓国から遠征中のドルコングにクビ差まで迫られて2年連続の2着に終わった。

 バーナーディニ産駒の5歳セン馬キャッペッザーノは、馬主こそ異なるもののサンダースノーと同じダーレーの生産馬で同期生。一昨年のUAE2000ギニーでサンダースノーから9.5馬身差の3着、昨年のアルマクトゥームチャレンジR3でも2着の同馬から42.5馬身離された7着に大敗するなど重賞実績は皆無に等しかった。しかし、今季は前走のダート8ハロン戦を14馬身差で圧勝するなど1月から2連勝し、今回はサンダースノーを遂に逆転しての3連勝で重賞初制覇と本格化の気配を漂わせている。

 レース後にS.ビン・ガデイヤー調教師は「彼は一所懸命な馬なんだ。(前走の)1マイルを勝った時には凄いレースをしたし、10ハロンを試さない理由はないからね。思い起こすと、3歳時のアルバスタキヤ(ダート1900m=3着)で血統的なサインを見せていた。その気になったら凄い馬なんだよ。ちょっとアテにしづらくて、落ち着きが必要ではあるのだけど」と、課題を挙げつつ能力を再評価していた。