カントリーハウスの二冠制覇が消滅、風邪でプリークネスSを回避
2019年05月08日 10:40
2位入線からの繰り上がりにより史上初のケンタッキーダービー馬となったカントリーハウスが、二冠目のプリークネスステークス(18日、ピムリコ競馬場)を回避することになった。管理するW.モット調教師が現地7日に米競馬メディアの『Daily Racing Form』の電話取材に対して回答したもの。
モット師の話によると、カントリーハウスは7日朝に咳をしはじめたという。食欲はあり、熱発もしていないものの、採血をしたところ風邪の兆候が見られたため、調教するのを控えてプリークネスSも回避することになった。幸いなことに現時点で症状は深刻なものではなく、数週休む程度とモット師は話している。
なお、プリークネスSを回避したKYダービー馬は過去40年で4頭目。ダービーから2週後というレース間隔を調教師が嫌ったガトーデルソル(1982年)、プリークネスSよりジャージーダービーのボーナスを優先したスペンドアバック(1985年)、ダービーのレース直後に骨折が判明したグラインドストーン(1996年)以来となる。
また、7日時点でプリークネスSの出走予定馬は10頭を数え、KYダービーからはインプロバブル(4着)、ウォーオブウィル(7着)、ボーディエクスプレス(13着)の3頭のみ。その他はオールウェイズマイニング、アナザーツイストアフェイト、バーボンウォー、ラフィングフォックス、ミスターマネー、オーウェンデール、そしてシグナルマンとなっている。