米G1プリークネスS、KYダービーで不利に泣いたウォーオブウィルが巻き返し
2019年05月19日 12:30
米クラシック第2弾のG1プリークネスステークス(3歳、ダート9.5ハロン)が現地18日にピムリコ競馬場で行われ、好位4番手のラチ沿いを追走した3番人気ウォーオブウィルが、直線で逃げ馬の内から1馬身1/4差抜け出して快勝した。
後方追走の2頭が2着争いを演じ、内を突いた12番人気の伏兵エバーファストが、外を回った5番人気オーウェンデールにハナ差先着。1番人気のインプロバブルは中団のまま6着に敗れた。なお、9番人気のボーディエクスプレスはスタート直後に落馬して競走を中止している。
ウォーオブウィルは2月のG2リズンスターステークス以来となる白星がクラシックタイトルとなり、重賞は通算3勝目でG1初制覇。リズンスターS後はG2ルイジアナダービー9着、前走のケンタッキーダービーは最終コーナーでマキシマムセキュリティから不利を受け7着に終わっていた。
同日付けの米競馬メディア『bloodhorse.com』は関係者のコメントを掲載。2015年のエクリプス賞最優秀見習い騎手を受賞し、これがクラシック初制覇となったT.ガファリオン騎手は「今日はいつも以上にリラックスしていた。それが鍵だった。そうするようにウォームアップしたんだ。マーク(キャシー調教師)に軽くジョグさせて、歩かせ、できる限り彼を落ち着かせるように言われて、それがうまくいったね」と、ウォーオブウィルの落ち着きを勝因に挙げている。