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英ダービー未登録のサードラゴネット、A.オブライエン師は参戦を予期

2019年05月22日 11:52

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 前哨戦のG3チェスターヴァーズを8馬身差で圧勝したものの、英ダービーの登録がなく仏ダービー出走も取り沙汰されているサードラゴネット。英ダービーに出走するには8万5000ポンド(約1200万円)の大金を投じて追加登録する必要があるが、同馬を管理するA.オブライエン調教師は、現地21日に英ダービー出走の可能性に言及した。

 オブライエン師は「仏ダービーが選択肢にあることは分かっているが、馬主たち(共同オーナーのJ.マグニア氏ら)が常に望んでいるのはエプソム(英ダービー)だよ。決定は遅くなるだろうけど、もし私が賭けをしなければならないなら、フランスよりも英国にしたいね。彼らは追加登録日まで決心することはないだろう」と既知の馬主たちの差配を予想。「あらゆる馬がそこへ行くために生産、育成されるのだし、馬主たちが考えていることだと思う」と語っている。

 また、オブライエン師はサードラゴネットをはじめブルーム、サーカスマキシマス、アンソニーヴァンダイクら、ダービー前哨戦を制した管理馬についても触れ、サーカスマキシマスの英ダービー参戦を明言。一方で、距離適性から仏ダービーに向かわせるディーステークス2着のモーホークを除き、チェスターヴァーズ2着のノルウェーやブルーリバンドトライアル勝ちのケープオブグッドホープなど、その他の有力馬に関しては具体的な進路を明かしていない。

 なお、ダンテステークスで4着に敗れたジャパンについてオブライエン師は「ダンテからの良化は絶大ではないかな。あそこにはひと叩きに行っただけで、今朝、あれから最初の調教をした。彼は1マイル半(12ハロン)が合っているだろうね」と話している。