復帰戦のエネイブル、唯一黒星の10ハロン戦は「心配ない」と陣営
2019年07月04日 11:20
前人未到の仏G1凱旋門賞3連覇を目指して現地6日の英G1エクリプスステークスから始動するエネイブル。ただし欧州の女傑にも死角がないわけではない。
まず一般的に、休み明けでのG1勝利が困難なこと。さらにエクリプスSは歴史的に牝馬が劣勢で、1992年のクーヨンガを最後に牝馬が勝っていない。さらにエネイブルのキャリアで唯一の敗戦であるデビュー2戦目のレースは今回と同じ10ハロンで、エネイブルはそれ以降12ハロン前後のレースにしか出たことがない。
陣営のレーシングマネージャーを務めるT.グリムソープ氏は「私はかなり固くなっている馬場がエネイブル向きとは思わない。10ハロンの距離については彼女のスピードなら心配ではないから、あまり考えすぎることはない。(エクリプスSの行われる)サンダウン競馬場もエネイブルにあっていると思う」と語っている。
ただし雨が降らず乾いた馬場状態については、同氏もこの先の天候に言及するなど安全性も含めて気にかけている様子だった。