現地6日の凱旋門賞で3連覇の夢破れ、去就に注目が集まっていたエネイブルの現役続行が決定。オーナーのアブドゥラ殿下より発表された。

　アブドゥラ殿下のレーシングマネージャーを務めるT.グリムソープ氏は声明文に「アブドゥラ殿下は2020年もエネイブルに現役を続けさせる決断を下した。彼女は凱旋門賞後も状態が良く、今年はもうレースをすることはない。レースプログラムは彼女の健康次第になるため、現時点で発表できるプランはない。凱旋門賞は重要なターゲットのままである」と記している。

　また、グリムソープ氏はPAニュースの追加取材に対して「彼女は凱旋門賞後も素晴らしい状態を保っており、それがアブドゥラ殿下の決断を後押しした。来年は万事順調に行き、凱旋門賞3勝目のチャンスがあれば」と答えた。

　なお、この発表に大手ブックメーカーの『ウィリアムヒル』が即座に反応し、来年の凱旋門賞におけるエネイブルのオッズを11倍から8倍に切り下げている。