芝レースとして世界最高賞金のジ・エベレスト（重賞未格付け、芝1200m）が現地19日に豪ランドウィック競馬場で行われ、後方4番手で直線に入ったイエスイエスイエス（4番人気タイ）がごぼう抜きを演じ、食い下がる2番人気サンタアナレーンに0.5馬身差をつけて快勝した。

　0.4馬身差の3着に最低12番人気のトレッキングが追い込み、後方追走組が上位を独占。1番人気のアルカディアクイーンは中団追走も直線で不利を受け11着、3連覇を狙ったレッドゼル（6番人気タイ）は2番手から失速して8着に敗れた。

　イエスイエスイエスはルビック（その父エンコスタデラーゴ）産駒の明け3歳馬で、昨年12月にデビュー2戦目で初勝利を挙げると、重賞初勝利となった3月のG2トッドマンステークスまで3連勝。続く2歳戦として世界最高賞金の2歳G1ゴールデンスリッパーステークスで7着に敗れた。明け3歳の今季は9月に復帰してG2ラントゥザローズ、G1ゴールデンローズでともに2着とし、ここへ駒を進めてきた。