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英競馬で勝機訪れた伏兵に不運、騎手がまさかの負傷で圏外へ

2020年01月15日 12:30

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 英サウスウェル競馬場のハンデ戦で争覇圏内にいた馬が突然の失速。圏外に去る不可思議なレースがあり、その顛末を『racingpost.com』(電子版)が現地13日付けでレポートしている。

 レースは12日に行われたオールウェザー7ハロンのハンデ戦。8頭立ての7番人気(単勝17倍)のシーシャックは残り2ハロン地点で勝機を望める位置につけていた。しかし、そこでステッキを振ろうとした鞍上の女性騎手S.バーケットが左肩を脱臼。どうにか馬を御してゴールしたものの、勝ち馬から6馬身余りの4着に敗れてしまった。

 バーケット騎手は2018年にヤーマス競馬場で落馬した際にも肩を脱臼した経験があり、「負傷が癖になってるかもしれない。一からやり直しね」「馬はよく走ってくれたけど、私がゴールを間違えるなどしたのではないかと皆に思われたかもしれなくて不安だった」と動揺。その一方、シーシャックについては「レース後に私を気遣ってくれて、指示しなくても大人しくしていたの。本当にジェントルマンでラッキーだったわ」と感謝している。