昨秋のブリーダーズカップフィリー＆メアターフを制すなど英愛米3か国でG1レース4勝の名牝イリデッサが故障により電撃引退。日本で繁殖入りすることが英競馬メディア『racingpost.com』で現地8日に報じられた。

　馬主関係者の話によると、イリデッサは木曜日（6日）に馬房内で何かを蹴り腱を損傷。全治に1年を要す可能性もあるため、ベストの状態に回復できるか定かではないというJ.オブライエン調教師の勧めもあり引退が決断されたという。

　日本の売却先については詳報されていないものの、引退決定から売却への流れは24時間以内で速やかに運び、馬主関係者は「気落ちしているものの、彼女がトップブリーダーの元へ行くことを喜んでいる」とコメントしている。