故障から回復のパワフルブリーズ、目標はBCフィリー&メアターフ
2020年05月02日 11:00
今年の英牝馬クラシック戦線で有力視されていたものの、故障で戦列を離れたパワフルブリーズが、今後の目標として秋の米G1ブリーダーズカップフィリー&メアターフを見据えていることが分かった。
H.パーマー厩舎のイフラージ産駒パワフルブリーズは、デビュー2連勝で2歳G2メイヒルステークスを制覇。昨年10月の英G1フィリーズマイルでは無敗で欧州最優秀2歳牝馬に選出されたクアドリラテラルからアタマ差の2着と健闘した。
しかし今年3月にろっ骨を骨折するアクシデントでクラシック出走は絶望的に。パーマー調教師はすでに故障は回復しているとしつつも、早くても8月後半までは出走させないと明言し、BCを目標とすることを示唆している。
パーマー師は「(BCが行われる)キーンランド競馬場の馬場は合うと思う。フィリー&メアターフは9ハロンだがこなせるだろう」とも語り、牡馬混合のBCマイルよりは牝馬限定戦に出す意向を強く示していた。