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デットーリ騎手、20年来のエージェント引退に「彼は人生の一部だった」

2020年05月18日 12:35

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 世界的な名騎手であるL.デットーリのエージェントを20年間にわたって務めたR.コクラン氏が、同職からの引退を表明した。

 1988年にカヤージで愛ダービーを制するなどジョッキーとしても活躍したコクラン氏は、2000年に小型飛行機の墜落事故で背中を負傷して引退。その数か月後からデットーリ騎手のエージェントとなり、世界を股にかけてビッグレースを勝ち続ける同騎手のサポートを続けていた。

 デットーリ騎手は現地17日、『Racing TV』の番組内にて「私がルカ(クマーニ調教師)の下にいたとき、レイ(コクラン氏)はファーストジョッキーだった。素晴らしい先生で、私に多くの機会を与えてくれた。最高の人物で真のプロフェッショナルだった」とコメント。

 さらに「(共に巻き込まれた)飛行機事故では私をかばってくれた。彼は最高の友人というだけでなく、命の恩人でもある。エージェントになることをお願いし、私たちは信じられない成功を収めた。彼との仕事は最高だったよ。20年間で口論は1回か2回くらいしかなかったと思う。妻とのけんかよりよっぽど少ないね!」と続けたデットーリ騎手は「レイは長い間、私の人生の一部だった。引退は残念だが、私は彼の決断を受け入れなくてはならない」と語っていた。