バファート厩舎にさらなる逆風、ナダルが骨折で電撃引退
2020年05月29日 14:13
9月に順延された米G1ケンタッキーダービーで最有力馬の1頭と目されていた無敗馬ナダルが調教中に左前脚を骨折。電撃引退が決まった。
米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、ナダルは28日の調教後に骨折が判明。ボルト2本を埋め込む手術を受け、回復後は種牡馬入りする予定だという。
B.バファート厩舎のブレイム産駒ナダルは、今年1月のデビューからG2サンヴィセンテステークス、G2レベルステークス、そして5月のG1アーカンソーダービー(Div2)と無傷の4連勝。同厩の3戦無敗馬シャーラタンとともにケンタッキーダービーの最有力候補に挙げられていた。
なおバファート厩舎には、そのシャーラタンも前日にG1アーカンソーダービー(Div1)勝利後の薬物検査をパスできなかったとの報道も。厩舎にとっては相次ぐ逆風となった。