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ティズザローが米G1ベルモントSを完勝、NY産馬として138年ぶりの凱歌

2020年06月21日 12:05

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 新型コロナウイルスの影響により米クラシック三冠戦の第一弾として現地20日に行われたG1ベルモントステークス(3歳、ダート9ハロン)は、好スタートから3番手をキープした1番人気のティズザローが、満を持しての仕掛けで3馬身3/4突き抜け圧勝した。

 勝ち馬を背後でマークした3番人気のドクターポストが2着に続き、さらに1馬身1/2差の3着には後方から5番人気のマックスプレイヤーが入線。2番人気のタップイットトゥウィンはハナを切るも5着に終わった。

 ティズザローは前走のフロリダダービーに続き3度目のG1制覇で通算4度目の重賞勝ち。ニューヨーク州産馬として1882年にベルモントSを制したフォレスター以来、138年ぶり史上4頭目の米クラシック馬となった。

 M.フランコ騎手はクラシック初制覇。管理するB.タグ調教師は2003年にファニーサイドを擁してケンタッキーダービーとプリークネスステークスを勝っており、この勝利でクラシック完全制覇を果たしている。

 タグ師は「全てが規則正しく進行しているようだった。馬が好きなように走り、ポジションを取った。マニー(フランコ騎手)はこの馬のことを 良く解っているし、彼を馬上に乗せる前に軽く相談して、あのように乗るだろうと強く自信を持った。レース中盤で大丈夫だと感じたよ」と完勝をアピール。今後はトラヴァーズステークスから残りの二冠を目指すとコメントした。