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馬場の懸念も払しょくのラブ、凱旋門賞1番人気に再浮上

2020年08月21日 13:43

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 英二冠牝馬ラブが、現地20日に英ヨーク競馬場にてG1ヨークシャーオークス(牝馬限定、芝11ハロン118ヤード)を圧勝。10月の仏G1凱旋門賞へ向けた前売りオッズで1番人気に返り咲いた。

 ブックメーカーの『レースベッツ』と『パディーパワー』は、それぞれラブのオッズを3.25倍と3.5倍の1番人気に設定。『ベットフェア』も3.75倍でエネイブルと並ぶ1番人気としている。

 主戦のR.ムーア騎手は「ガイヤースとエネイブルがいるし、凱旋門賞はハードなレースになるだろう。英ダービー馬(サーペンタイン)もあれから見ていない。あのレースについては様々な意見もあるだろうが、私は素晴らしい勝者だと思っている」と語っている。

 またA.オブライエン調教師は、ヨークシャーオークスでのレースぶりについて「馬場状態に神経質になっていた」と、5着に敗れた2歳時の愛G2デビュタントステークスのような時計のかかる馬場を心配していたとのこと。ムーア騎手とも話し合ったが、「彼は凱旋門賞の前に確認する必要があると言った。もし本番がソフトな馬場になったらどうなるかを」と内情を明かしたが、結果的に成長したラブにその心配は無用だった。

 なお同師はラブの次走について、「凱旋門賞に直行する」と明らかにしている。