ベリーエレガント、牝馬として史上11頭目の豪G1コーフィールドC制覇
2020年10月18日 10:46
豪G1コーフィールドカップ(3歳以上、芝2400m)が現地17日にコーフィールド競馬場で行われ、中団から徐々に外へ切り替えて直線に向いた1番人気のベリーエレガントが、後方から大外を回って追いすがる2番人気アンソニーヴァンダイクを0.2馬身振り切った。
さらに0.75馬身差の3着に好位集団を前に見ながら内を捌いた16番人気ザチョーズンワンが入線。3番人気のマスターオブワインは10着、昨年は日本のメールドグラースに続き2着のヴァウアンドディクレア(15番人気)は後方のまま15着に沈んだ。
ベリーエレガントは前走のターンブルステークスに続く6度目のG1勝ちで重賞は通算9勝目。牝馬としてはここ50年で11頭目のコーフィールドC制覇に加え、ハンデ55kgの牝馬は1942年のトランキルスター(56kg)以降で最も重い斤量という快挙となった。
過去に延べ20頭の管理馬をコーフィールドCに出走させながら未勝利だったC.ウォーラー調教師は待望の初制覇。「55kgの牝馬がそうそう勝つものではないということをコーフィールドCの歴史が示しているのは間違いない」「つまり、彼女が如何に良い馬であるかということさ」とベリーエレガントに賛辞を送っている。