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NZの名牝メロディベル、G1ハービーダイクSで不利に泣きまさかの大敗

2021年02月14日 11:10

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 G1レース13勝を誇るニュージーランドの名牝メロディベルが、現地13日にテラパ競馬場で行われたG1ハービーダイクステークス(芝2000m)に出走。単勝1.3倍の圧倒的人気を集めて先頭から3馬身ほどの好位を追走するも、外から被せに来た馬と接触を繰り返すなど不利が重なり、10頭立ての9着に大敗した。

 メロディベルと34番手で並走した6番人気のロイヤルパフォーマーが内から抜け出して1着。2馬身1/4差の2着に中団後方から大外を伸びた2番人気のザチョーズンワンが続き、2年前の優勝馬で8番人気のオンザロックスがさらに3/4馬身差の3着争いを制した。

 ロイヤルパフォーマーは英国生まれのメディシアン産駒で、20156月に英国のD.ブラウン厩舎からデビュー。53勝の好成績を残して香港のC.ファウンズ厩舎へ移籍した。しかし、香港では20171月末から201912月まで172勝と振るわず、ニュージーランドのJ.K&R.D.ヴァンス厩舎へ再移籍。昨年10月末の初戦から7戦目での重賞初制覇をG1で飾った。8歳セン馬のロイヤルパフォーマーはNZでの戦績を74勝としている。

 なお、メロディベルは再三の不利により勝機を逸すると、O.ボッソン騎手が無理をさせずにゴール。ニュージーランドの平地競馬を統括するニュージーランド・サラブレッド・レーシング(NZTR)の公式サイトでは、今後数日かけてチェックはするものの、レース後の状態に問題ないというJ.リチャーズ調教師の見解を紹介している。