米2歳女王ヴィクイスト、3歳初戦でまさかの大敗
2021年03月01日 10:56
昨年の米2歳女王ヴィクイストが、3歳初戦に選んだ現地27日のG2デヴォナデールステークス(ガルフストリームパーク競馬場、3歳牝馬、ダート8ハロン)で10頭立ての9位に沈む波乱が起こった。
R.リードJr.厩舎のナイキスト産駒ヴィクイストは、2歳時にブリーダーズカップジュベナイルフィリーズなどG1を2勝。この日も圧倒的な1番人気に推されていたが、4コーナーですでに手応えが怪しく、鞍上のI.オルティス騎手は直線で追うのをやめていた。
米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、ヴィクイストはレース後の検査で肺に粘液がたまる異常が見つかったとのこと。リードJr.調教師はこれがレースでのパフォーマンスに影響を与えたとの見解を示しながらも、大事には至っていないともコメント。今後については「状態を見つつ調教を続けるつもりだ」と話している。
なおレースは7番人気の伏兵ホールボードマイスターが6馬身半差で圧巻の逃げ切り。同馬は重賞初挑戦だった前走のG3フォワードギャルステークスが3着で、今回が重賞初勝利となった。