メロディベルが同門対決に快勝、ニュージーランドのG1勝利記録を樹立
2021年03月14日 10:30
ニュージーランドの名牝メロディベルが現地13日にエラズリー競馬場で行われたニュージーランドステークス(芝2000m)において、同国史上最多となる通算14度目のG1制覇を達成した。
G1レース4連勝中で同厩のアヴァンテージに1番人気を譲り、2番人気で終始馬群の後方2番手を追走したメロディベルは、迎えた直線で大外一気に末脚を炸裂。中団から馬群の間を狙って伸びるアヴァンテージを並ぶ間もなく差し切り、1.3馬身差をつけて快勝した。さらに0.2馬身差の3着には7番人気のティップトロニックが逃げ粘っている。
メロディベルは2走前のソーンドンマイルで13度目のG1制覇を飾り、サンラインが保持していたニュージーランドのG1勝利記録に並んでいたが、新記録を狙った前走のハービーダイクステークスでは不利を受けて大敗。この日に単独最多となる記録更新を持ち越していた。
ニュージーランド・サラブレッド・レーシング(NZTR)の公式サイトによると、J.リチャーズ調教師はメロディベルが今季限りで引退することを明言。今後について「シドニーやブリスベンでレースを探している」「現状は2000mが合っているから、そんな感じのレースを狙うとするよ」とコメントしている。