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豪G1を3勝のディープ産駒フィアースインパクト、予定早めて引退決定

2021年03月23日 12:03

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 オーストラリアでG1を3勝した日本生まれのディープインパクト産駒フィアースインパクトが、秋シーズンを待たずに引退して種牡馬入りすることになった。豪競馬メディア『racing.com』が報じている。

 元々今季限りで引退の予定だったが、M.スミス調教師はフィアースインパクトがレース以外のことに関心を持つ兆候を見せ始めたことで潮時だと感じたとのこと。「彼は私たちにとって掛け値なしのスターだった」と感謝の声明を出している。なお同馬は今後、ヴィクトリア州のレネヴァパークで種牡馬として繋養されるという。

 フィアースインパクトは父ディープインパクト、母ケイアイガーベラ(その父スマーティジョーンズ)で、全弟に2018年のNHKマイルカップを勝ったケイアイノーテックがいる血統。デビューしたイギリスでは目立った活躍ができなかったが、豪州移籍後に徐々に力をつけていく。

 2018年12月のG3サマーカップで重賞初制覇を果たすと、翌2019年10月からはトゥーラックハンデキャップとカンタラステークスの両G1を連勝。昨年9月にはG1マカイビーディーヴァステークスも制した。10月のG1コックスプレート6着がラストランとなり、通算成績は29戦6勝。