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豪G1ドンカスターマイル、女性騎手カーとカスカディアンが接戦を制す

2021年04月11日 10:43

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 豪G1ドンカスターマイル(3歳以上、芝1600m)が現地10日にランドウィック競馬場で19頭により争われ、中団の後ろで並走した3番人気カスカディアンとアイスバス(9番人気タイ)が直線で内外に分かれて接戦。馬群の中から外に持ち出されたカスカディアンが、ラチ沿いから先んじたアイスバスをゴール前で際どく差し切った(0.2馬身差)。

 さらに0.8馬身差の3着には中団追走のダラサン(12番人気タイ)が続き、1番人気のムガトゥーは勝ち馬から1.5馬身差の4着に終わった。

 カスカディアンはゴドルフィン所有のニューアプローチ産駒で、2歳時にフランスのA.ファーブル厩舎からデビュー。3歳時にはG1ジャンプラ賞で2着があり、次戦のジャックルマロワ賞(8着)を最後に去勢されて豪州のJ.カミングス厩舎へ移籍した。昨年は前哨戦のG3ドンカスタープレリュードで重賞初制覇を飾るも本番では9着。1年越しで雪辱を果たし、G1初制覇(重賞2勝目)とした。

 なお、カスカディアンを勝利に導いた女性騎手のJ.カーにとっては、シドニー地区で初のG1勝利となった。