米G1アーカンソーダービー、レベルS組の再戦はスーパーストックに軍配
2021年04月11日 13:49
ケンタッキーダービーに向けた重要前哨戦のG1アーカンソーダービー(3歳、ダート9ハロン)が現地10日にオークローンパーク競馬場で行われ、4番人気のスーパーストックが3番手キープから先行する2頭をまとめて差し切り快勝した(2馬身1/2差)。
逃げた2番人気のカドーリヴァーがアタマ差で2着争いを制し、1番人気のコンサートツアーは2番手で密着マークするも最後までかわせず3着。前走でG2レベルステークスの3頭が上位を占めた。
スーパーストックはS.アスムッセン調教師が管理するダイアルドイン(その父マインシャフト)産駒で、昨年8月にデビュー3戦目のステークスで初勝利。その後はG1ブリーダーズフューチュリティでエッセンシャルクオリティの3着、3歳初戦の前走もレベルSでコンサートツアーの4着など勝ち切れずにいた。これが重賞初制覇で通算成績を8戦2勝としている。
アスムッセン師とR.サンタナJr.騎手のコンビは昨年のベイスンに続きアーカンソーダービーを連覇。両者のタッグでは種牡馬として日本に輸入されたクリエイター(2016年)と合わせて3勝目となった。
なお、アーカンソーダービーの優勝馬は2015年のアメリカンファラオが三冠馬に、2004年のスマーティジョーンズはKYダービーとプリークネスステークスの二冠馬になっている。また、アスムッセン師のカーリン(2007年)はプリークネスSを、クリエイターはベルモントステークスを制した。