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G1英2000ギニーは人気馬不発、伏兵ポエティックフレアが叩き合い制す

2021年05月02日 08:27

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 英牡馬クラシック第1弾の2000ギニー(3歳牡・牝、芝8ハロン)が現地1日にニューマーケット競馬場で行われ、逃げ馬を3馬身ほど前に見ながら進んだ9番人気のポエティックフレアがゴールで首の上げ下げとなった激闘を短アタマ差で制した。

 発馬を決めたポエティックフレアは逃げ馬の背後から徐々に控えて集団の前方に収まり、馬場の中央付近を手応え良く追走。中間点を過ぎて進出を始めると、後方から伸びてきたマスターオブザシーズ(3番人気タイ)に狙いを定めて内ラチ方向へ舵を切り、叩き合いの末に首を下げた所がゴールだった。

 両馬の間から食い下がったラッキーベガ(7番人気タイ)がさらにクビ差の3着に続き、1番人気のバトルグラウンドは13着、2番人気のサンダームーンは最下位の14着に大敗した。

 ポエティックフレアは昨年3月23日の早期デビューで初陣を飾るも、約7か月の休養を挟んだ2戦目は英G1デューハーストステークスで10着に大敗。しかし、連闘の愛G3キラヴランステークスで重賞初制覇を飾ると、半年ぶりとなった3歳初戦の前走もリステッドの愛2000ギニートライアルステークスを快勝し、3連勝でクラシック制覇を果たした。

 79歳のJ.ボルジャー調教師はポエティックフレアの父ドーンアプローチで2013年に英2000ギニーを制しただけでなく、父子とも自身が配合を考えて生産。馬主はボルジャー夫人、鞍上のK.マニング騎手も娘婿という一家あげての勝利に「負けたかと思ったよ。我々にとって大きな日となった、最良と言ってもいい」と喜びを表し、ポエティックフレアの次戦はセントジェームズパレスステークが有力とコメントしている。