英G1セントジェームズパレスS、ポエティックフレアが圧勝で3歳マイル王を襲名
2021年06月16日 10:03
英ロイヤルアスコット開催の3歳牡馬によるマイル王決定戦、G1セントジェームズパレスステークス(現地15日、芝8ハロン)は、英2000ギニーの覇者で1番人気のポエティックフレアが先行策から2着馬に4馬身1/4差をつけて圧勝した。
離して逃げる先頭から6、7馬身ほどの3番手を進んだポエティックフレアは、背後でマークするラッキーベガ(2番人気)とバトルグラウンド(6番人気)を引き連れて直線へ。鞍上が手綱を控えたままの手応えで先頭に並ぶと、併せにきたラッキーベガを残り2ハロンから一気に突き放し、さらにクビ差の3着にバトルグラウンドが続いた。
ポエティックフレアは英2000ギニーに続く2度目のG1制覇で通算3度目の重賞勝ち。この間に仏2000ギニーで6着、前走の愛2000ギニーは短アタマの2着に惜敗するなど各国のギニー戦線で上位争いを繰り広げてきた。
地元で『Sky Sports Racing』の取材に応じたJ.ボルジャー調教師は「私は凄くリラックスしていたよ。この馬には絶大な信頼を寄せているし、彼はあのように走ると期待していた」と自信に満ちたコメント。具体的なプランこそ明かさなかったものの「ケビン(マニング騎手)は古馬と対戦したくてウズウズしているよ」と今後へ含みを持たせている。
なお、大手ブックメーカーの『ベットフェア』はサセックスステークスにおけるポエティックフレアの前売りオッズを11倍から4.5倍にカットしている。