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キングジョージ前哨戦の英G2ハードウィックS、牝馬のワンダフルトゥナイトが完勝

2021年06月20日 12:08

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 英ロイヤルアスコット開催の最終日、現地19日に行われたG2ハードウィックステークス(4歳以上、芝12ハロン)は、道中4番手を追走したW.ビュイック騎乗の3番人気ワンダフルトゥナイトが残り2ハロンで先頭に立ち、背後でマークする1番人気ブルームを1馬身1/2差と寄せつけず完勝した。

 さらに1馬身1/2差の3着に勝ち馬と並走状態から5番人気のフクムが続き、ジャパン(5番人気)はブルームの直後を追走するも直線で伸び切れず6着に終わった。

 なお、ジャパンの全弟モーグルや2019年の英セントレジャー馬ロジシャン、昨年のメルボルンカップ2着のタイガーモスら5頭が馬場の悪化を理由に出走回避している。

 昨年10月のG1英チャンピオンズフィリーズ&メアズステークス以来となる実戦を制したワンダフルトゥナイトは、その前の仏G1ロワイヤリュー賞から3連勝。今回で通算4度目の重賞勝ちとした。

 D.ムニュイジエ調教師は「彼女は今まで以上に大人びて、レースで一段と落ち着きを増した。この2点に感服した」とワンダフルトゥナイトの成長に大きな手応え。「彼女はあらゆる大レースに登録してあるし、馬場が柔らかければどこへでも行く。サンクルー大賞にキングジョージ、ヨークシャーオークス。土砂降りならどこへでもね。行きつく先が凱旋門賞であれば」と今後の展望を明かしている。