英G1ダイアモンドジュビリーS、ドリームオブドリームズが三度目の正直
2021年06月20日 12:10
2021年のロイヤルアスコット開催で最後の重賞レースとして行われたG1ダイアモンドジュビリーステークス(現地19日、4歳以上、芝6ハロン)は、好スタートから集団の後方に控えた1番人気のドリームオブドリームズがゴール前の叩き合いを1馬身差で制した。
12頭で争われたレースは馬場中央と外ラチ方向へ6頭ずつに分かれて進み、それぞれの集団をグレンシール(4番人気)とアートパワー(2番人気タイ)が先導。中央の集団に続いたドリームオブドリームズは残り1ハロンでグレンシールに並び掛け、叩き合いの末に決着をつけた。さらに3/4馬身差の3着に外ラチ集団のアートパワーが続き、もう1頭の2番人気ナハールは7着に終わった。
ドリームオブドリームズはグレンシールを下した昨年9月のスプリントカップに続く2度目のG1制覇。ダイアモンドジュビリーSでは一昨年にブルーポイント、昨年もハローユームザインと、ともにアタマ差の2着に惜敗していた。
ロイヤルアスコット開催で82勝目を手にしたM.スタウト調教師は「あの馬はまさに勝利に値する。彼はトップクラスのスプリンターだし、過去2年はもう一完歩というところで勝てなかった」と三度目の正直に喜びのコメント。「ジュライカップに登録してあるが昨年は馬場が速すぎて行かなかった。彼を速い馬場で走らせたくないんだ」と今後については未定としている。