ロジシャンがリステッドで完敗、このまま引退の可能性も
2021年06月30日 11:20
2019年の英セントレジャー馬ロジシャンが現地26日にニューマーケット競馬場のリステッド(フレッドアーチャーステークス、芝12ハロン)に出走。圧倒的人気を背負って残り2ハロンからH.ドイル騎乗の3番人気アウトボックスと叩き合うも、突き放されて1馬身差の2着に敗れた。
この結果を受けてロジシャンのJ.ゴスデン調教師は「彼はひどい病気をした。腹膜炎で生命の危機に瀕したところをニューマーケットの獣医診療所で救われたから、実戦復帰できたのは奇跡みたいなものなのさ」とロジシャンを擁護。
しかし、その一方で「我々はどうすべきかよく考えるとする。引退もあり得る。今日の彼に悪いところはなかったが、かつてのロジシャンなら楽に勝っていただろう」「彼はカムバックして懸命にやったし、最後まで取り戻そうとする姿勢もよかった。しかし、それが核心ではない。我々は彼を立て直すつもりだ」と休養を示唆しつつ、引退の選択肢もあることを否定しなかった。
なお、勝ったアウトボックスの馬主関係者は今後について未定としながら、ヨーク競馬場で行われる花形ハンデ戦のイボアハンデキャップを希望に挙げている。