出世レースの2歳G2ヴィンテージS、中2日で参戦のエンジェルブルーが快勝
2021年07月28日 11:42
英グロリアス・グッドウッド開催が現地27日に開幕。最初の重賞レースとして行われた2歳G2ヴィンテージステークス(芝7ハロン)は、L.デットーリ騎乗の2番人気エンジェルブルーが4番手追走から残り100ヤードで先頭に立ち、1番人気バークシャーシャドウの追撃を3/4馬身振り切った。
エンジェルブルーはR.ベケット調教師が管理するダークエンジェル産駒の牡馬で重賞初制覇。4月25日のデビュー2戦目から2連勝でロイヤルアスコット開催のG2コヴェントリーステークスに臨み、当時はバークシャーシャドウの13着に大敗した。しかし、7月24日のリステッドで2着に巻き返し、今回は中2日の強行軍で通算成績を6戦3勝としている。
ベケット師は「フランキー(デットーリ騎手)が土曜日(24日)に彼から下馬して『使い詰めだから休ませよう』と言ったから、彼をそっとしておこうと思ったんだ」「でも、日曜日に飼い葉をやりながら『厳しいレースをしてきたようには全く見えないぞ』と思ってね」と出走に踏み切った経緯を説明。「昨夜の雨には自分のツキの良さに信じられない思いだった」「彼は少し水気のある柔らかい馬場が好きなんだ。(今後は)デューハーストステークスかな」と目標を明かしている。