【ヨークシャーオークス展望】ディープ産駒スノーフォールが古馬と激突へ
2021年08月16日 16:01
19日(木)にヨーク競馬場(英国)ではヨークシャーオークス(G1、芝2370メートル)が行われる。英愛オークスを歴史的な圧勝で制した日本生まれのディープインパクト産駒スノーフォール(牝3、A・オブライエン)が出走を予定している。
英オークスを16馬身差、愛オークスを8馬身半差で制し、現在、凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月3日=パリロンシャン)へ向けたブックメーカーの単勝前売りオッズで1番人気となっているスノーフォール。ここを通過点に本番へ向かえるか注目の一戦になる。
追加登録が締め切られた13日時点の登録馬はスノーフォールを含めた10頭。大手ブックメーカー「パディーパワー」社のヨークシャーオークスの単勝前売りオッズはスノーフォールが圧倒的な1番人気の1・5倍。同厩舎で昨年覇者、前日の英インターナショナルSにも登録のあるラブ(牝4、A・オブライエン、父ガリレオ)が6・0倍で続いている。
パディーパワー社が6・5倍の単勝前売りオッズを提示し、出走してくればライバルになりそうなのが、ワンダフルトゥナイト(牝4、D・ムニュイジエ、父ルアーヴル)だ。昨秋にロワイヤリュー賞、英チャンピオンズフィリーズ&メアズSでG1を連勝し、今年はハードウィックS、リリーラングトリーSでG2を連勝。現在4連勝中で道悪馬場を得意にしている。
ワンダフルトゥナイトは凱旋門賞への参戦にも前向きで、ブックメーカー各社の凱旋門賞へ向けた単勝前売りオッズは7~8倍(5番人気)。出走の場合にはオリビエ・ペリエが騎乗することをすでに発表している。他には8日の行われたドイツのG1ベルリン大賞を制したアルピニスタ(牝4、M・プレスコット、父フランケル)、同厩舎で英オークス3着、愛オークス2着のディヴァインリー(牝3、A・オブライエン、父ガリレオ)も出走を検討している。
出走馬と枠順が確定するのは17日。今回が古馬と初対戦になるスノーフォールにとって、今回も真価を問われる一戦になる。