NEWS

ニュース

ニュース/コラム

15年の二冠馬ドゥラメンテが急死、ドバイシーマクラシックでも2着

2021年09月02日 11:28

  • 友だち追加数

 JRAは1日、2015年に皐月賞と日本ダービーの二冠を制したドゥラメンテ(9歳)が急性大腸炎のため8月31日に死亡したことを明らかにした。

 ドゥラメンテは父が名種牡馬キングカメハメハ、母はG1馬のアドマイヤグルーヴ(その父サンデーサイレンス)という良血馬。現役時代はクラシック二冠のほか、2016年にはG2中山記念1着から臨んだG1ドバイシーマクラシックでポストポンドの2着と好走した。

 同年の宝塚記念2着を最後に、9戦5勝2着4回で引退。種牡馬としては初年度産駒のタイトルホルダーが今年のG2ディープインパクト記念弥生賞を勝つなど幸先のいいスタートを切ったばかりだった。

 ドゥラメンテを繋養していた社台スタリオンステーションは「1週間ほど前から右前肢の蹄冠部外傷の治療をしており、良化途中でしたが、前日30日より腸炎の兆候があり、その後急激に悪化してしまいました。今年の種付けシーズンも元気に過ごしていただけに信じられないでいます。日本屈指の名牝系出身で日本のチャンピオンサイアー5頭を重ねた名馬の早逝だけに、関係者の皆様、ファンの皆様には大変申し訳なく思っております。種牡馬としても頂点を期待されていましたので、残された産駒たちの応援を引き続きお願いいたします。ドゥラメンテの功績に感謝しつつ、心よりご冥福をお祈りいたします」とのコメントを出している。