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英2歳G2シャンペンS、ベイサイドボーイがエリザベス女王のクラシック候補を撃破

2021年09月12日 08:32

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 現地11日、英ドンカスター競馬場で2歳G2シャンペンステークス(牡・セン馬、芝7ハロン)が4頭により争われ、一団の最後方で折り合いに専念した2番人気のベイサイドボーイが、逃げ粘る圧倒的人気のリーチフォーザムーンを最後の1ハロンで差し切った(アタマ差)。

 ベイサイドボーイはR.ヴェリアン調教師が管理するニューベイ産駒で重賞初制覇。7月16日にニューベリー競馬場の7ハロンでデビュー勝ちを飾り、2戦目の前走は同条件のリステッドでアタマ差の2着に惜敗していた。これで通算成績を3戦2勝としている。

 ベイサイドボーイを勝利に導いたD.イーガン騎手は「前走は先頭に立って物見をしたんだ」「フランキー(デットーリ騎手=リーチフォーザムーン)についていって先頭に立つのが早くなりすぎないようにした」と着差以上の余裕をうかがわせるコメント。また、ヴェリアン師は今後の状態次第でもう1走させる意向を明かし、デューハーストステークスを候補の一つに挙げている。

 なお、大手ブックメーカーの『パディーパワー』はデューハーストSにおけるベイサイドボーイの前売りオッズを7倍から5.5倍へ、英2000ギニーは33倍台から14倍台へカットしている。

 一方、エリザベス女王所有のリーチフォーザムーンを管理するJ.ゴスデン調教師は馬場状態(稍重)を敗因に挙げて「彼をまた走らせるかもしれない。ニューマーケット開催にいくつか適当なレースがあるから、馬場の様子を見ながらにしたい」とコメントしている。