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タルナワで凱旋門賞3勝目を狙うスミヨン騎手、「殿下のためにもう一度」

2021年09月27日 13:05

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 現地10月3日の仏G1凱旋門賞の前売りで1番人気に推されているタルナワの鞍上に、C.スミヨン騎手が約1年ぶりに戻ってくる。

 スミヨン騎手は昨秋にタルナワとコンビを組み、仏G1のヴェルメイユ賞とオペラ賞を連勝。しかしアメリカ遠征前に新型コロナウイルスに感染して乗り替わりを余儀なくされ、前走までの3戦はC.キーン騎手がタルナワに騎乗していた。

 再度の仏遠征のタイミングでコンビ復活となったスミヨン騎手は「タルナワは素晴らしい牝馬。昨年は彼女に騎乗し2戦2勝できて本当にラッキーだった」とコメント。タルナワが2着に終わったG1アイリッシュチャンピオンステークスについては、10ハロンの距離と勝ち馬セントマークスバシリカによる不利の影響を挙げ、「ダーモット・ウェルドは世界屈指の調教師だし、(凱旋門賞に)200パーセント集中していると分かっているよ」と語った。

 スミヨン騎手はダラカニ(2003年)、ザルカヴァ(2008年)で凱旋門賞を制しているが、両馬はいずれもタルナワのオーナーブリーダーであるアガ・カーン殿下の所有馬。「殿下のために、凱旋門賞のトロフィーをもう一度持ち帰りたい」とスミヨン騎手は話していた。