【凱旋門賞】ディープボンドは急転バルザローナへ変更、C・デムーロ乗れず
2021年09月29日 18:10
凱旋門賞（G1、芝2400メートル、10月3日＝仏パリロンシャン）に挑むディープボンド（牡4、大久保）が、急転してミカエル・バルザローナ騎手（30＝フランス）で臨むことが決まった。当初予定していたクリスチャン・デムーロ騎手（29＝イタリア）が騎乗できなくなったため。
大久保龍志調教師（55）は「本来なら（前走と同じ）クリスチャン・デムーロでと思っていましたが、諸事情で乗れないとなって、まさか（バルザローナ）が空いているとは思いませんでした。13年に日本に来ていて、うまいと分かっていましたし、これ以上の人選はないと思いました」と説明した。
この日はシャンティイの芝コースを単走で追われ、さっそくバルザローナ騎手が手綱をとった。大久保師は「前走（フォワ賞）と同じぐらいの出来にあると思います」と手応えを口にした。戦法については「逃げるかどうかは分からないですが、枠順や馬場を見て考えたいと思います」と言及した。
バルザローナ騎手は11年英ダービー（プールモア）、12年ドバイワールドC（モンテロッソ）、17年BCターフ（タリスマニック）などを勝っている名手で、今年はフランスで128勝を挙げてリーディング2位につけている。