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大一番を前にまさかの事態、豪G1マイトアンドパワーでザーキの連勝ストップ

2021年10月10日 08:21

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 コーフィールドステークスから改称したG1マイトアンドパワー(3歳以上、芝2000m)が現地9日にコーフィールド競馬場で行われ、重賞5連勝中のザーキが単勝1.28倍の圧倒的人気を集めるも5頭立ての3着に敗れる波乱の結果となった。

 ゲートを出て先頭から2馬身余りの3番手につけたザーキだが、ハミをかんで頭が高めの力みの目立つ追走。残り800m付近からペースアップすると、先頭を1馬身圏内に入れて直線に入った。しかし、そこから伸び切れずに背後でマークしていた2番人気プロバビールと4番人気ノンコンフォーミストに相次いでかわされた。

 内を立ち回ったプロバビールが外から追い上げるノンコンフォーミストを0.1馬身抑えて1着。ザーキは勝ち馬から1.85馬身差での入線となった。プロバビールは2月のフューチュリティステークスに続く通算4度目のG1制覇としている。

 同日付の豪競馬メディア『racing.com』によると、ザーキのC.ウィリアムズ騎手は「前半に行きたがり、テンポが上がった時についていけなくなった。彼はコーフィールドだと落ち着きがなく、追い抜かれた後も夢中になって走っていた」と精神面を敗因に挙げている。なお、この敗戦によりブックメーカーの『スポーツベット』はコックスプレートにおけるザーキの前売りオッズを1.85倍から2.50倍に落としている。